趣味の家・ログハウス

ログビルダー・田中さん
⇒ 2008年5月・木の上のログハウス

木の中で暮らす
平成17年4月21日(木曜日) 鹿児島県鹿児島市石谷町(旧松元町)

●今日は、鹿児島でログハウス作りに取り組む「ログビルダー田中」さんの仕事現場に訪れた。

 東回り高速道路に鹿児島インターから乗って、伊集院の方に5〜6分程度走ると松元インターがある。そのインターチェンジを降りて、旧道を3分程度走り、左へ右へと数回曲がりなら、昔ながらの農村地帯へと入り込んだところで、先導の田中さんの車が止まった。雑木林や孟宗竹林が立ち並ぶ合い間に、数件の家の門や入口が見えてる。道路よりも少し高台に位置し、入口の斜路を登った所に施主の家が有った。平屋で和風の建物である。築年数はそれほど経っていない。

 施行現場は、施主の自宅庭先の一角である。裏山との間にある30坪程の平坦な敷地に、建坪15坪程の丸太組みの建物が建っていた。外観はほぼ完成に近いと思うが、外部足場がまだ外れていないので良くみると、防腐剤塗装がまだ済まない所が少し残っている。力強い木材を、ふんだんに使った丸太小屋は、十分な存在感が有るものである。庭に咲くツツジや形良く剪定されたイヌマキの木との調和も美しい。思わずデジカメのシャッターを何度も押した。

●建物の中に入いると、杉の香りがぷーんと立ちこめた。荒削りの太い柱や梁が木目や柾目をあらわに見せている。床も壁も、ふんだんに使った木材の重量感により、飛び跳ねても叩いてもびくともしない。それでいて、木材の温もりに包み込まれているようだ。

●部屋の真中の大きな螺旋階段も、半割の丸太材を組み上げて作られている。二階吹き抜けの手摺や、その支柱も大きな丸太で組まれて作られていて、いかにも野趣があり面白い。まだ乾燥していない木材をそのまま組み上げて有るので、乾燥による変形に耐えるためにも、材料の厚みや太さが必要なのだそうだ。なるほどこれなら少々変形しても、削ってしまえば良さそうだ・・・。

●さて、このログハウスの大きな特徴は、施主の裏山に有った杉山を伐採し、そのまま丸太材として使用したところにもある。しかも切り倒した杉の切り株が残る土地を切り込み場として活用し、製材から材木加工をそこで行うと言う、多能工ならではの現場施行が行われた。

 始めに部材に見合うだけの立ち木を見積して木に印を付け、伐採する範囲を決める。仕事場を確保する為に一定の広さの立ち木は全て切り倒し、細い木はそれなりの部材へと加工する。チエンソーで切り倒してから、長さを揃え、材木を並べ皮むきを行う。図面に応じた部材決めを行い、番号を付けてから、それぞれの組み手継ぎ手の切り込みを行う。乾燥していない木材を扱うので、乾燥時の変形を想定した切り込みを行わなければ成らない。従ってログの組み手継ぎ手は、すかすかではいけない。どんつきハンマーで叩き込むほどの密着が必要だ。

 全ての木材をこの裏山の杉材で調達し、手作業で加工製材したので材料代はほとんど必要なかったと言う。水道やガスの設備が無かったので、電気配線の他は、基礎コンクリート・窓サッシ・屋根スレート・金具・防腐塗料等を購入した。そう言えば、既製品の建材が殆ど無いと言う事で、材料からのオーダーメイドということは、如何に贅沢な建物かと言うことが言えるかもしれない。

●裏山の切り込み場には、まだまだたくさんの丸太や材料が並べられていて、これから内部の間仕切りや建具がここから作り出されていくと思うと、手造りの物の創造性には頭の下がる思いがするし、又、限り無い可能性を感じる。

 土を捏ねて土器を作る陶芸家や彫刻家のような、芸術にも相通ずるような、自分の手からこの世に存在する物を作り出していく・・・。そんな、物作りの魅力に取り付かれた一人の「ログビルダー」が又一人此処にもいて、完成時の施主の喜ぶ顔を思い浮かべながら、今日も切り倒した材料と悪戦苦闘しているのです。

●でも、田中さんは言います。「木は嘘を言わないし、教えられる事がたくさん有ります。そんな中で生活が出来れば最高です。皆さんも木の中で暮らす喜びを感じてみませんか・・・?。」
 帰り道、敷地内の孟宗竹林には、旬の筍があちこちに伸びて来ていました。あまりにも多いので取り尽くせ無かったのでしょうか?。

⇒ 2008年5月・木の上のログハウス
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